動物鍼灸治療院について
医院名 | 中の道動物鍼灸治療院 |
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所在地 | 北海道札幌市厚別区青葉町5丁目2-95 |
電話番号 | 011-895-1299 |
従業員数 | 獣医師1名、動物ケアスタッフ1名、トリマー1名(要予約) |
駐車場 | 10台 |
入院設備 | なし |
診察時間/休診日 |
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保険 |
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診療科目 | 内科、鍼灸治療、漢方治療、健康診断、各種ワクチン接種、フィラリア症・ノミ・マダニ予防 |
クリニック紹介



ACCESS MAP
診療時間表
時間
曜日
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日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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9:00~12:00 | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
16:00~17:30 | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
12:00~16:00は鍼灸治療
休診日:日曜・木曜
設備紹介
全自動血球計算機
血液中の赤血球数・白血球数・ヘモグロビン濃度・白血球5分類値などの血液パラメータを測定し、細菌感染の診断や治療効果の確認を行うことが出来ます。

超音波画像診断装置
(エコー)
超音波を発生させ、その反響を映像化する画像検査法を用いて、身体の中の様子を可視化します。

顕微鏡
糞便検査、細胞検査などを行い、細胞の状態を調べます。

診療について
当院では、中国伝統医学に基づき、鍼灸・漢方・推掌(マッサージ)による治療を行っています。
また「心身一如」(心と体は別々のものではなく、お互いに関連しあっている)の思想のもと、身体の治療を通じて患者様の心の安定を目指しています。
≪西洋医学と東洋医学の違い≫
- 西洋医学:内科治療や外科治療によって、病気の原因になっている悪い部分を治す。
- 東洋医学:動物が持つ自然治癒力を活性化し、身体を内側から治療する。または病気になる前(未病)の段階で病気を予防する。
未病治とは…
東洋医学では、病気というほどではないが何となく体調が悪い(食欲はあるが、食べた後に体がだるくなるなど)という状態を【未病】といいます。
未病の段階では血液検査や神経学的検査では異常が見つからないことも多いですが、東洋医学医的な診断方法によって、患者さんの身体から発せられているサインを敏感に捉えることで、早期に治療を開始することが可能です。
≪鍼灸治療について≫
身体中に存在する経穴(ツボ)を、髪の毛よりも細い針やもぐさの熱で刺激して、身体が本来持っている治癒力を引き出し、様々な疾患を治療したり、病気の予防を行う方法です。
鍼灸治療の効果はWHO(世界保健機構)でもその効果が認められており、運動器疾患や呼吸器疾患、老人性疾患や難病にも効果があることが認められています。
鍼灸治療は安全性が高く、副作用もほぼありません。高齢、または心臓疾患などのために全身麻酔下での外科的処置や、抗がん剤などの投薬治療に危険が伴う場合などに、標準治療と併用することで緩和治療に最適です。

≪漢方治療について≫
難治性疾患や、自己免疫性疾患に対して、西洋医学とは異なるアプローチでの治療が期待できます。
天然の生薬(ハーブ)を組み合わせて作られた漢方薬によって、主に慢性疾患に対する治療を行います。慢性疾患の治療には時間を要することが多いのが現状ですが、患者様それぞれの体質に合わせた漢方薬を選択し、鍼灸治療と併用することで即効を得ることも可能です。
通常の西洋医学的な治療(外科手術、抗がん剤など)と併用して漢方治療を行うことで、抗がん剤の副作用を緩和したり、QOL(生活の質)の向上を望めます。
≪推掌療法について≫
身体をマッサージすることによって、経路と経路上の特定のツボに圧力をかけ、気の流れを改善します。筋肉の緊張がほぐれて血行が良くなり、リラックス効果が期待できます。
適応疾患【どのような病気に対して有効なのか?】↓
- 運動器・神経疾患:椎間板ヘルニア、変性性脊髄症、関節炎、リウマチ、変形性脊髄症、てんかん、不眠
- 内分泌疾患:副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)、副腎皮質機能低下症(アジソン病)、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、糖尿病
- 皮膚疾患:アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、いぼ、脱毛
- 消化器・口腔疾患:歯周病、口内炎、胃潰瘍、膵炎、慢性便秘、慢性下痢、脱肛
- 循環器・呼吸器疾患:整脈、慢性の咳、慢性鼻炎
- 泌尿器疾患:頻尿、尿失禁、血尿、尿石
体質改善
動物には、それぞれに生まれ持った体質があり、時にはそれが病気の原因になってしまうこともあります。
鍼灸治療や漢方治療によって、体質によるそれらの不調を改善することが可能な場合があります。
≪予防診療≫
- 【フィラリア症・ノミ、ダニなどの予防】
毎年5月末~10月末の時期で予防をお勧めしています。きちんと投薬すれば防げる病気です。 - フィラリア症は蚊に刺されることで感染する寄生虫疾患です。
犬糸状虫とも呼ばれ、肺動脈や心臓に寄生して、全身の血液循環や内臓にも深刻な障害を与えてしまう虫です。
咳が出る、息切れ、疲れやすいなどの症状がみられたら、早めにご相談ください。
- 【狂犬病注射接種】
- 犬の飼い主様は、犬を取得した日から30日以内に(生後90日以降から)、登録、鑑札の交付を受けなければならなりません。
狂犬病予防注射については生後91日以上から、毎年1回、狂犬病予防注射を受け、注射済票の交付を受けなければなりません。
犬の登録手続き及び予防注射実施に伴う狂犬病予防注射済票の即時発行を行っています。(所在地が札幌市内のみ即時発行)
継続の方は札幌市から送られてくる通知書をご持参ください。
※札幌市外の方は所在地の市町村での手続きが別途必要となります。
ワクチン接種について
≪混合ワクチン接種≫
- 定期的なワクチン接種で、伝染病を予防しましょう。
- 子犬、子猫は生後2~3か月経つとお母さんからの免疫力も下がります。
この時期、ワクチンによる効果を得るためにも、子犬は3~4週間間隔で3回、子猫は3~4週間間隔で2回、ワクチンを接種しましょう。
- 猫…3種混合ワクチン
- 犬…2種、5種、6種、8種混合ワクチンを取り扱っております。
犬の混合ワクチンで予防できる伝染病
2種ワクチンで予防できる感染症
- 犬ジステンバー
- 犬パルボウイルス感染症
5種ワクチンで予防できる感染症
- 犬ジステンバー
- 犬パルボウイルス感染症
- 犬伝染性肝炎
- 犬アデノウィルス2型感染症
- 犬パラインフルエンザウィルス
6種ワクチンで予防できる感染症
- 犬ジステンバー
- 犬パルボウイルス感染症
- 犬コロナウィルス感染症
- 犬伝染性肝炎
- 犬アデノウィルス2型感染症
- 犬パラインフルエンザウィルス
8種ワクチンで予防できる感染症
- 犬ジステンバー
- 犬パルボウイルス感染症
- 犬コロナウィルス感染症
- 犬伝染性肝炎
- 犬アデノウィルス2型感染症
- 犬パラインフルエンザウィルス
- 犬レプトスピラ感染症(イクテロヘモラジー型)
- 犬レプトスピラ感染症(カニコーラ型)
犬ジステンバー・・・死亡率の高い病気です。
元気や食欲がなくなり、くしゃみや咳、高熱、目ヤニ、鼻水、嘔吐や下痢も。
また、病気が進行すると神経系が侵されるので、麻痺などの後遺症が残る場合もあります。
鼻や肉球(パッド)の皮膚が固くなる(ハードパット)症状もこの病気の特徴です。
犬パルボウィルス感染症・・・死亡率の高い病気です。
感染力が強く、食欲がなくなり急激に衰弱していきます。
激しい嘔吐と血様下痢を起こす腸炎型と、心筋炎を起こし突然死する心筋型があります。子犬が感染して発症すると症状が重くなることが多いです。
犬伝染性肝炎
名前の通り肝炎を主とした症状を示し、元気喪失に食欲低下、発熱、腹痛、下痢、嘔吐で、ぐったりしてくることも。眼が白く濁ってくる場合もあり、子犬が感染すると死亡率が高いことも。
無症状で突然死することもある感染症です。
犬アデノウィルス2型感染症(犬伝染性咽頭気管炎)
症状は「ケンネル・コフ」の原因のひとつで、乾いた発咳を主症状とする感染力の強い呼吸器の病気です。肝炎は引き起こさず、発熱、食欲不振、くしゃみ、鼻水などがみられることもあります。
他の病原体との混合感染により症状が重くなり、肺炎を引き起こしてしまうこともあります。
犬パラインフルエンザウィルス感染症
症状は犬アデノウィルス2型感染症と同様に乾いた咳を主症状とする感染力の強い呼吸器の病気です。
他の病原体との混合感染により症状が重くなり、肺炎を引き起こしてしまうこともあります。
犬コロナウィルス感染症(CCV)
感染力が強く、下痢、嘔吐を引き起こします。
犬パルボウイルスとの混合感染により症状が重くなることもあります。
犬のレプトスピラ感染症・・・死亡率の高い病気です。
レプトスピラと呼ばれる細菌の感染により起こる病気で、これに感染したネズミなどの感染した動物の尿が感染源となります。
無症状の場合はそのまま自然治癒する場合もありますが、出血型では粘膜の点状出血や下痢、嘔吐がみられます。
黄疸型では黄疸や出血症状、血尿がみられます。
猫の混合ワクチンで予防できる伝染病
3種ワクチンで予防できる感染症
- 猫ウィルス性鼻気管炎
- 猫カリシウイルス感染症
- 猫汎白血球減少症
猫カリシウィルス感染症
この病気にかかる猫は非常に多く、風邪症状によく似た鼻水、くしゃみ、発熱などがみられます。
また、重症化すると口腔内に潰瘍、水疱ができ肺炎を起こすこともあるほか、関節や筋肉の痛みから跛行になることもあります。子猫の場合は他の病気との合併症によって悪化し、死亡することも。
猫との接触による感染がほとんどですが、飛沫感染・空気感染や手、衣服、食器などから感染することもあります。
猫ウィルス性鼻気管炎
風邪によく似たくしゃみや鼻炎、発熱などのほか結膜炎や角膜炎が見られます。重症になると死亡することもあります。
猫汎白血球減少症(猫パルボウイルス感染症)・・・死亡率の高い病気です。
子猫では食欲・元気喪失、発熱、下痢、嘔吐などの症状がみられることもある死亡率の高い病気です。
妊娠中の母親が感染すると流産を起こすこともあります。
